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不老長寿の果実「ハスカップ」を温暖地に広める開拓者となる! トビタテ奨学生【大学生等コース】の留学ビジョン

2014年から、毎年、志あふれる若者の留学を民間寄附で支援してきた日本代表プログラム。コロナ禍で全世界が感染症危険レベル2以上になり、1年半ほど海外渡航への支援を中断していました。(詳細はこちら )
2021年夏以降、トビタテ奨学生としてトビタち、留学生活を送っている若者の志と意気込みを御紹介していきます。ぜひ、応援をお願いします。

トビタテ生情報
名前:外山由季さん
学校:宮崎大学農学専攻2年
留学先:カナダ・サスカチュワン
留学期間:2021年9月~2022年8月

留学内容

私は寒冷地域に生息し、不老長寿の秘薬とされる「ハスカップ」を南九州でつくり、それを用いた農業ビジネスを展開するためにカナダのサスカチュワン大学に留学中です。ハスカップは北米等の寒冷な地域に生息しており、健康に良いポリフェノール等の機能性成分が多く含まれています。超高齢社会を迎えている今、その機能性に注目する企業が増え、加工食品として販売されるなど、需要が高まっています。そんなハスカップを温暖な気候に適応させるためには新品種を作る必要があります。現在こちらの大学で主にハスカップの基礎的な栽培方法、交配方法を1から習うと共に、温暖な気候に適応できるような系統を作り出すための葯培養を行っています。それ以外にも機能性成分であるアントシアニン含量の測定も行うなど、面白いと思った実験は積極的に行うようにしています。

コロナ禍で留学準備をする上で感じたこと、心がけたこと

2つあります。1つはコロナ禍で確実に留学できるのか不安だったので留学前に受け入れ先から突然断られないように定期的に連絡を取るようにしていました。教授と連絡を取ることで留学先での研究内容など詳しく話すことができたので事前に論文を読むなど準備が出来て良かったなと思いました。2つ目は他の奨学金制度を利用する留学方法も考えることです。トビタテ!留学JAPANの奨学金制度がなければ大学への留学が難しかったので、他の奨学金制度を探しました。他の選択肢があると考えると気持ちが楽になったのでやって良かったと思いました。

留学経験を生かして実現したい志

寒冷地に生息するハスカップを宮崎県で育てようと思っておりましたが、ハスカップを育てる難しさを留学することで改めて感じました。しかし挑戦する価値はあると感じました。宮崎県に帰ったらすぐに栽培の準備に取り掛かれるようにしたいと考えております。

後輩のみなさんへのアドバイス

コロナ禍での留学は大変なことが多いですが、感染対策をしっかりして、多くのイベントに積極的に参加してほしいです。留学をより良くするのは何よりも新しい友人を作ることだと思います。外に出ることを恐れず色々な人と関わりを持ってほしいです。

私は予定より1年遅れて留学しました。多くの人から留学はもう無理だね、と言われ続けましたが留学は私の夢だったので絶対に諦めたくありませんでした。受け入れ先が変わる方、行けるか分からない方が多くいるかと思います。本当に諦めなければならない日が来るかもしれませんが、留学をする方法が1つでも残っているのなら絶対に諦めてほしくないです。留学は想像の倍以上楽しく刺激的です。是非留学を実現させてください!

いかがでしたか?志豊かなトビタテ生の意気込みはマガジンにて配信中!
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