世界一住みたい街に学ぶ サステナブルな街づくり
留学内容
私は世界一住みたい街に学ぶサステナブルな街づくりというテーマのもと、アメリカのポートランドにおよそ3週間留学しています。私がこのポートランドを選んだのは、私の住む街・札幌市と姉妹都市であり長い間友好関係が結ばれていること、またポートランドが全米で最も住みたい街、環境に優しい街とも言われているためです。私はそのポートランドで、なぜポートランドがそのように環境に優しい街であり、住みたいと言われるのか、その理由を探究し、そこから学んだことを自分の住む札幌市にも還元したい、という思いがあり、このようなテーマに決めました。実際に現地ではポートランドの都市開発や街づくりに携わる仕事をしていらっしゃる方にインタビューをしたり、ポートランドの地域開発の特色でもあるネイバーフッドアソシエーションのミーティングを視察・インタビューし、どのようにして市民の皆さんが実際に街づくりに参画しているのか調査する予定です。
留学準備する中で感じたこと、心掛けたこと
私は留学前の準備で、人と人とのつながりの重要性を感じました。私は留学する前に読んでいたポートランドの街づくりに関する本の著者で、以前ポートランドの地域振興局に勤められた経験のある大学の教授の方にコンタクトを取り、オンラインで面談をしていただきました。その際に現地で街づくりに携わる方にインタビューしたいという旨をご相談したところ、現地でそのようなお仕事に携わっていらっしゃる方を数名ご紹介いただきました。それをきっかけとして、先方へアポイントを取るため自ら連絡をして、現地でお話をお伺いしたり、ミーティングに参加させて頂きました。またポートランド札幌姉妹都市協会の方にも同じく現地で街づくりに関するお仕事に携わっている方やポートランド州立大学の街づくり人材育成プログラムに関わっていらっしゃる方をご紹介いただきインタビューさせていただいたり、現地でお会いした時には街の中を案内していただきました。そして私は留学前にポートランドから札幌市の交流事業の一環で来日していた高校生をホストスチューデントとして受け入れ、約3週間一緒に学校で活動していました。そこで出会った子と現地でも会うことができ、さまざまなおすすめの場所に連れて行っていただきました。これらのように、留学準備・留学前に築いた人とのつながりが留学中に私に大きくプラスになっていることを実感しました。
留学経験を生かして実現したい志
私がこのようなテーマで留学したのは、自分の住んでいる街・札幌市によりサステナブルで住む人に魅力的に思ってもらえるようなまちにするためのヒントを、姉妹都市であり持続可能性と両立した街づくりを先進的に行なってきたポートランドから学びたいと考えたからです。私はここで、それらを学ぶことで最終的には札幌市の今持っている魅力をより生かし、いかに地域、環境気候、人柄、あらゆるものが素晴らしくあるかを伝えられるような仕事につきたいと考えています。そして将来的には、私が生まれ育った札幌の良さを日本のみならずより多くの国に広く伝えるための活動に携わることができればと考えています。
意気込み
私の留学はまだ始まったばかりですが、現地に着くまでもついた後も困難の連続です。ですが、それらは全て私の糧になってくれると思っています。不安がある中でも、自分の住み慣れた街から遠く離れたこの土地でも、私らしく、自分の探究したいことを楽しみながら留学を通して学ぶことができればと思っています。帰国した時の家族の声や、どれだけ自分がこの留学を通して成長したか実感するのが今から楽しみです。
いかがでしたか?
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