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障がいのある子どもたちの可能性を広げられる教育を トビタテ奨学生【大学生等コース】の留学ビジョン

トビタテ生情報
名前:青山実央さん
学校:立命館大学文学部英米文学専攻
留学先:オーストラリア/シドニー・キャンベラ
留学期間:2022年5月~2023年3月

留学内容

留学のスタートはシドニーで迎えました。シドニーの語学学校に通って、実践活動に備えて、英語力を伸ばしていました。ここで出会った留学生たちとはほぼ毎日メッセージのやり取りをするほど仲良しです。留学という同じ目的を持った仲間に出会えたことによって、心が折れそうになっても、また頑張ろうと思えています。その後は、キャンベラに引っ越して、TAFE(公立職業訓練学校)の障がい者支援のコースに通いながら,Teaching Assistantとして特別支援学校で実践活動を行っています。障がい者支援をノウハウを座学で学びながら、実際に教育現場でも学べるコースで、とても毎日が充実しています。私がTeaching Assistantをしているクラスは知能や認知に遅れのある子たちがいるクラスで、先生も "Every day is different" と言っているほど、毎日刺激的です。生徒たちもとてもかわいいです。

子どもたちがパズルで遊んでいる様子です。普段はものを共有するのが
難しいので、彼らの進歩を感じた瞬間です。
コロナ禍だったので、実践的な授業のときは、このように完全防備をして
実習中コロナに罹らないように対策されていました

2022年の12月からはシドニーに戻り、TESOLのコースを受ける予定です。こちらは私は英語の教職課程も履修しているので、そのなかで役に立てられることがあったらいいなと学修を決めました。実際に、生徒に教える実習もあるようなので、今からとてもワクワクしています。

コロナ禍で留学準備をする上で感じたこと、心がけたこと

私はコロナの影響で留学先をカナダからオーストラリアに変更しました。なので、カナダでのプログラムが実際にオーストラリアで実現できるのかということをかなり考えました。オーストラリアで新たに実践活動先を見つけるのは難しかったので、学校のコースの中で実際に特別支援学校への実習が含まれているコースを申し込みました。

味覚過敏、感覚過敏の子が多いため、nutrition program というものでフルーツなどに慣れさせて、栄養の高い食事ができるように訓練をしています。
Visualで会話するために実習中はこちらのPODDという本を使って会話していました。私がいたクラスはほとんどの子が口頭のみでの会話が難しく、この本と併用して会話していました。

留学経験を生かして実現したい志

実はまだ考え中です。毎日生きていくのに必死で(笑)。
ですが、1日1日を大切に過ごしていれば、必ず自分の糧になると信じて生活しています。

意気込みをひとこと

実は、留学する前は留学を諦めようと思っていました。コロナや自分の将来の夢などたくさんのことを考えたときに、留学を待つより、別のことをしたほうがいいと思ったんです。

そんな思いを先輩トビタテ生に話したときに「なぜ、留学に行っていないのに、留学が自分の将来の糧にならないと決めつけるの?」と言われました。

たしかにその通りだと思った私は留学を決めました。

今振り返ると、計画変更届など目の前の大変なことから逃げたくて、留学をやめようと思っていたのかもしれません。

もしかして、これを読んでいる方で「留学に行こうか悩んでいる」そんな方がいたら、私からこんな言葉を送りたいです。

「どんな形であれ、留学をしたという将来の糧になります。たとえ、将来の目標が変わったとしても、得た経験は変わりません。いつも自分の背中を押してくれるのは過去の自分だと思います。」

後輩のみなさんへのアドバイス

Twitter やインターネット、テレビの情報はむやみに信じてはいけません。いい部分だけ切り取っている場合もあります。いろいろな情報を集めたうえで留学の計画を立ててください。


いかがでしたか?

他にも、コロナ禍を乗り越えてトビタテ奨学生としてトビタち、留学生活を送っている若者の志と意気込みをマガジンにて配信中!
ぜひ、様々な留学を経験している奨学生の記事もチェックしてくださいね。


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