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フランスの食生活から学ぶ、女性の社会進出 トビタテ奨学生【大学生等コース】の留学ビジョン


トビタテ生情報
名前:吉川直さん
学校:東京外国語大学言語文化学部 フランス語専攻4年
留学先:フランス、パリ
留学期間:2022年2月~2023年1月

留学内容

 「フランスの食生活から学ぶ、女性の社会進出」をテーマに、フランスのパリで留学しています。

日本において、女性の社会進出は以前より進んでいるものの、家事と仕事、ときには育児の両立が難しいと言う理由から、なかなかフルタイムで働くことができないと言う女性を多く耳にします。私の祖母や母も、家事と育児の両立にとても悩んでいた時期がありました。
日本ではまだ、料理はお母さんがするもの、そして夜ご飯は一汁三菜が望ましいと言う世間の評価などから、毎日の料理や献立作りに悩んでいる働く女性が多いと感じています。

対してフランスでは、平日の夜ご飯は意外なほどにシンプル。フランスと聞くと豪華な食事をイメージする方が多いと思いますが、フランスでは共働きが当たり前なので、平日の仕事後は無理をせずシンプルな夜ご飯で終わりにしたり、冷凍食材をうまく活用する家庭がとても多いです。その分お休みの日はゆっくりと料理をして、友人を招待したりします。

日本でも、このようなフランスの「がんばらなくていい毎日のご飯」と言うスタイルを少しでも取り入れると、女性がより働きやすい環境ができると考えています。

パリの料理学校で学んだ後、卒業後は三ツ星レストランで半年間インターンを行う予定です。留学中に、フランスの女性にインタビューをして日々の食事のあり方を教えてもらう活動もしています。

コロナ禍で留学準備をする上で感じたこと、心がけたこと

渡航前のPCR検査など、思わぬことで出費がかさみました。留学準備はどうしてもお金がかかるので、トビタテの奨学金はとてもありがたかったですが、自分自身でも最低限のお金は用意して留学準備、渡航を行いました。「お金が足りない」と言う事は思った以上にストレスになるので…。

留学経験を生かして実現したい志

留学後はまた料理修行を重ねた後、料理研究家として、「こんなに楽だけどしっかり美味しい」料理を研究して発信していきたいと思っています。

留学中のエピソード・後輩のみなさんへのアドバイス

よく友人などに「フランスはアジア人差別とかあるの?」と聞かれたりします。少し厳しいかもしれませんが、差別がない国などありません。

日本から飛び出して外国の知らない土地で生活をすると言う事は、自分自身、そして日本を俯瞰的に見るとても良い機会だと思います。ぜひ留学でやりたいことをやりきってきてください。


いかがでしたか?

他にも、コロナ禍を乗り越えてトビタテ奨学生としてトビタち、留学生活を送っている若者の志と意気込みをマガジンにて配信中!
ぜひ、様々な留学を経験している奨学生の記事もチェックしてくださいね。


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