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国際実験で活躍する研究者を目指して トビタテ奨学生【大学生等コース】の留学ビジョン


トビタテ生情報
名前:熊倉泰成さん
学校:筑波大学大学院 物理専攻修士二年
留学先:アメリカ・カリフォルニア(バークレー)
留学期間:2021年12月~2022年9月

留学内容

 私は米国研究所に留学し、半導体デバイスの研究を行います。大規模実験の多い素粒子物理実験において、アメリカは半導体デバイスの開発と動作用ソフトウェアの開発と得意としています。研究グループの一員として開発に携わる中で、実践的な研究力と最先端の半導体デバイスの知識を習得します。研究内容は修士論文に執筆するとともに、日本の研究グループに共有することで、よりよい半導体デバイス開発が行えるようにしていきます。

コロナ禍で留学準備をする上で感じたこと、心がけたこと

体調管理に気を配りました。私の所属した研究所では、現地での活動が許されていたのですが、私がコロナに感染してしまうと共同研究者に迷惑をかけてしまうし、感染者が多くなると実験ができなくなる可能性がありました。貴重な留学期間を無駄にしないためにも、生活リズムを自分で管理することや、怪しい症状が出たときは無料の検査キットを使った感染の確認を行いました。

留学経験を生かして実現したい志

半導体デバイスの開発に携わった経験を生かして、大学院卒業後は日本の半導体企業で働き、技術向上に貢献します。海外企業のエンジニアとの共同研究が多い半導体業界において、留学で身に着けた異文化理解力や外国人エンジニアとの連携ノウハウを生かせたらと思います。

留学中のエピソード

①留学生用の寮に住んだ時に、他の日本人と共に日本文化を紹介するイベントを行いました。外国人留学生は日本文化に興味津々で、日本文化クイズ、折り紙、書道、アニメソングカラオケなどを楽しんでくれました。日本を客観的に見直す中で、日本文化の特殊さを改めて実感しました。

②今までやったことないことをしようとハーフマラソンに挑戦しました。英語があまり話せない自分ですが、いろいろな人が応援してくれたおかげで楽しむことができました。特に印象に残っているのは、ホームレスの人が応援してくれたことで、驚きながらもうれしかったことを覚えています。

後輩のみなさんへのアドバイス

コロナ禍ならではの苦労もありましたが、想像してた以上にいろいろなものを学べました。私の場合、留学している人が少ない期間に行ったことで、普段以上に先生に面倒を見てもらうことができました。コロナだからこそのチャンスも転がっています。留学を迷っている方は、勇気を出して一歩踏み出してみてください!


いかがでしたか?

他にも、コロナ禍を乗り越えてトビタテ奨学生としてトビタち、留学生活を送っている若者の志と意気込みをマガジンにて配信中!
ぜひ、様々な留学を経験している奨学生の記事もチェックしてくださいね。


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