フランス、オーストリアへオペラ歌手への夢を追いかけて
留学内容
今回僕は、フランスとオーストリアの二カ国に7月16日~8月20日の1ヶ月程留学しています。今この文章を書いているのはちょうどその留学の真っ最中で、現在はオーストリアにいます。今回の留学目的は大きく分けて3つです。1つ目は、声楽の技術を上達することです。これでは、音楽的表現力の向上、新たな技術の取得、技術の向上の3つを目的としており、留学先で声楽科の夏期講習を受講することや本場のオペラを見にいく事などで達成しようと考えています。2つ目の目的は強い意志をもって自身の将来の夢を追いかけるようになることです。僕の将来の夢は、オペラ歌手になることであり、特に安定した職ではないためこの夢を追っていくためには相当の覚悟が必要であると思います。そのため、留学先で様々な経験をしているうちに、自分の夢に強い意思を持てるようになっていくことを目的としています。最後に3つ目はコミュニティを広げることです。ここでは、音楽関係、無関係者誰とでも繋がりを作り、自身の将来の夢を叶えるために役立てていきます。
留学準備する中で感じたこと、心掛けたこと
僕が留学の荷物準備をし始めたのは、なんと留学の1週間前でした!
「まあ、頑張れば2日もかからないでしょ」と思って始めた準備でしたが、準備1日目で僕含め、家族もろとも全員の顔が青ざめました。留学1週間前に洋服、下着、お土産殆ど準備していなかった事の恐ろしさに気づいたのです。
買い物→スーツケースに詰める→入らない→要らないものを出す or 上に乗って閉める
このサイクルを何度も繰り返し、気がついたら留学一日前になってしまっていました。進行状況は70%というところでしょうか。これは、「ヤバイ」と思い、その日は大忙しで一日中パッキングを行いました。そして、その日の午後4時頃、最後に靴下を隙間に詰め込み、僕の留学準備生活が終わりました。こうして僕は大忙しで準備を終え、留学に無事飛び立つことができたわけですが、「絶対に僕の真似をしないでください」ということを伝えたいです。1週間前に準備を始めると、毎日パッキングに追われ、そのことばかりを考え、買い物に行くという地獄の日々が続きます。また、出発直前と出発直後は忘れ物をしていないかという想像もつかない不安に襲われます。準備は遅くても、お土産など考え始めるのは3週間前、本格的に準備するのは2週間前にして、持ち物は何度も確認できるように時間に余裕を持つことを心がけてください!!
留学経験を生かして実現したい志
僕の将来の夢、そして、留学経験を生かして実現したい志はオペラ歌手(テノール)になることです。この夢は僕が小さい頃からずっと目指しているものなのですが、未だに漠然としていて、自分が本当にその夢を追いかけることができるのか実感の湧かないものになってしまっています。もちろん、オペラ歌手になりたいという願望は非常に強いのですが、普段からオペラ歌手を目指している様な人たちと触れ合っているわけではないため、非常に現実味が無い夢となってしまっています。そんな夢を叶えるために、現状と夢の架け橋となるのが、今回の留学経験です。この留学はただ声楽の技術を向上するためのものではなく、同じ夢を目指す人々から様々な刺激を受けることや曲の描かれた背景を知ること、本場の空気を味わうなどの様々な経験を行うことができます。これによって、確実に僕の将来の夢へと大きな一歩を踏み出したいと思います。
意気込み
僕は今、オーストリアで1ヶ月の留学の最後の1週間を過ごしています。フランスから始まった留学生活ですが、声楽のスキルアップ、先生に凄く褒められてFacebookにまで載せてもらったこと、練習をたくさんした日に限って遊んでないで練習しなさいと言われたこと、現地の友達と懸垂対決をしたこと、たくさんの観光場所を巡ったこと、現地の食を味わったこと、習字をみんなで行ったことなど、たくさんの経験をしてきました。今後は、この経験を生かして世界的に活躍するオペラ歌手を目指して頑張っていきたいと考えています!応援よろしくお願いいたします!!
いかがでしたか?
他にも、コロナ禍を乗り越えてトビタテ奨学生としてトビタち、留学生活を送っている若者の志と意気込みをマガジンにて配信中!
ぜひ、様々な留学を経験している奨学生の記事もチェックしてくださいね。