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トビタテ生によるトビタテ生のためのプレゼン大会「magpie’s」 in Osaka 開催レポート

 12月3日(土) 13:00〜18:30に、留学の成果を先輩から後輩へ語り継ぐ交流イベントを「トビタテ!留学JAPAN(以下、トビタテ)」事務局とトビタテ同窓組織とまりぎ (高校チーム)で共催しました!その名も、トビタテ生によるトビタテ生のためのプレゼン大会「magpie’s」 in Osaka。「magpieʼs」とは、鳥がついばむ様子という意味のmagpie(マグパイ)が由来で、お互いの経験や知識をついばみ糧になる場をつくろうという願いを込めています。
コロナ禍後、初めて大阪で開催した大規模リアルイベント、関西圏を中心に全国からおよそ100名のトビタテ生等が参加し、おおいに盛り上がりました!
このnoteでは当日の流れや様子を写真と共にレポートします。

トビタテ生によるトビタテ生のためのプレゼン大会
「magpie’s」 in Osaka式次第


13:00-13:30 オープニング
13:30-15:50 ~第1部~プレゼン交流会 magpieʼs
15:50-16:20 前半のまとめ、感想の共有!
16:20-16:30 休憩
16:30-18:30 ~第2部~プレゼンターと参加者全員による交流会

 オープニングでは、現役学生でトビタテの同窓生組織とまりぎの運営を担う石田さんと糸井さんが司会者となって緊張気味にイベントの趣旨を紹介。

その後、トビタテプロジェクト・ディレクターの荒畦悟から、トビタテ第2ステージに向けてのビジョン、新たに制作したトビタテ応援旗の意味、そしてコミュニティメンバーの一人ひとりへの期待をお伝えしました。

その後、会場を提供してくださった支援企業の公文教育研究会、社長室長の徳永様から、トビタテへの温かい応援メッセージをいただきました。

前半は9名のトビタテ生によるプレゼンテーション、質疑応答タイム。
これから登壇するトビタテ生が一言づつ意気込みを語りました!

以下、登壇者をひとりづつご紹介します!

土肥 眞麻さん 大学3期

世間の常識や評価に左右されず、日本企業を新卒1年半で退職してミャンマーでベンチャー企業の経営を経験した土肥さん。その苦労、経験を活かし、今はメガベンチャーで活躍するに至ったストーリーを語ってくれました。

開発経済を学ぶため、ミャンマー、フランスへ留学。都市部でインターンしながら、地方では500人に対して現地語でアンケートを実施。東京外国語大学ビルマ語科を卒業後、人材ベンチャーに就職するが、ミャンマーの低い進学率という課題に取り組むため休職し、現地でLive the Dream(ミャンマー若者向けのキャリア・進学情報メディア会社)の代表に就任。約2年間経営した後、クーデターにより無期限休業状態とし、帰国し株式会社サイバーエージェントに中途入社。入社1年目でチーフに昇格、現在2年目。

吉開 祐貴さん 大学3期

結婚、子育て、転職などライフステージが移り変わるなかで「自分を生きるために工夫していること」として、自分を深く知り、よいものを取捨選択し、自ら努力したいと思える居場所を増やすことの大切さを語りました。

「パームオイル産業における廃棄物・未利用資源の利活用、それに関する技術移転の検討・推進」をテーマにマレーシアに留学。現状は転職や結婚をし、子育てをしつつ様々な会社で働くパラレルキャリアを実践している。

岩本 拓真さん 高校2期

世界各国への農業留学、農業ベンチャーでのインターンなどを経験し、大学卒業後はすぐ自らのビジネスをつくる選択をした岩本さん。ローカルで生きる×新卒起業という選択をしたストーリーを語りました。

1999年2月生まれ。株式会社for Crafts 代表取締役。関西学院大学商学部マーケティング卒。在学時より農業研修・農業ベンチャーでのインターンを経て、食品専門商社にて輸出事務を担当。現場での経験から、ものづくりする人のために商流のDXをすすめるため、同大学卒業のち起業。過去に英Oxford、米Seattle、パラグアイへ農業留学を経験。

貝瀬 愛理さん 高校2期

アジアやアフリカで先入観を覆す体験をし、その後も自らの価値観に従って挑戦を続けた貝瀬さん。多彩な学生時代の経験が、学歴以上に就活でも生かされたというお話をしてくれました。

「チャイルドケア」をテーマにカンボジアに留学。その後アフリカのガーナで聴覚障害者が働くパン屋にて経営のインターンを経験。途上国での留学経験を活かし、現在は商社で営業をしている。

川上 礼恩さん 高校2期

高校卒業後にUCLAに正規留学し、優秀な成績で表彰され、1年生で志望企業の内定を得て、起業も実現した川上さん。学ぶことを自分なりに定義することの大切さや、学ぶことに終わりはないということを、実体験をもとに伝えてくれました。

アメリカ・ロードアイランド州のブラウン大学に高校時代に留学。UCLA卒。自身の海外大学への進学や海外大学の生活を発信するYouTubeチャンネルを設立。また現在は外資系総合コンサルティングファームに入社した傍、日本の学生を難関海外大学への進学支援を行う教育系の会社を起業している。

丹下 櫻子さん 高校3期

一生懸命、色々なことに取り組んでいるのになぜか充実感を得られなかった経験から自己探究し、●●をしている自分が好きなのか、本当に●●が好きなのかを分けて考えることの大切さに思い至ったという経験則を教えてくれました。

「山口県の活性化のための観光学」をテーマにニュージーランド・クライストチャーチに留学。現在は、社会問題の現場を旅する「スタディツアー」を行う企業でインターンを行っている。

千葉 瑛太さん 高校5期

「今を生きる」をテーマに、自ら選んだ生き方について語ってくれました。海外進学をやめてフリーランスWEBマーケターとして、自分の好きな場所で働くことを選び、苦労しながらも、自分で選んだ道だからこそ楽しんで働ける、という言葉が印象的でした。

「まちづくり」をテーマにアメリカ・ポートランドに留学。2011年3月11日、東日本大震災を気仙沼で被災。「将来は気仙沼復興のためのまちづくりがしたい」と志す。現在は、日本中を旅する傍ら、WEBマーケターとしてビジネスを展開している。

森岡 孝仁さん 高校7期

本イベントの登壇者で唯一、現役高校生の森岡さん。コロナ禍を乗り越えて2022年夏にイギリスへのミュージカル留学を実現しました。子供時代からの俳優経験や留学経験を通じて感じた一芸を身につける大切さについて、実際に一芸を披露しつつ、魅力的にプレゼンしてくれました。

2022年に3週間、ミュージカルをテーマにイギリスに留学。英語圏特有の演劇文化に触れたり、地域ごとの意識調査を行った。

※もう一名、高校生コース1期でカリフォルニア大学のサマーキャンプに参加し映画作りにチャレンジしたK.S.さん(写真非公開)からは夢を一つに決めようとしすぎない生き方についてプレゼンがありました。その時々の目標に向かって努力していれば、夢が変わったとしても、努力は無駄にならない、というお話をしていただきました。

真剣に聴き入るトビタテ生たち

そして後半は登壇者や、参加者同士の自由な交流会を開催しました。

今日のプレゼンのうち、どんな言葉が印象的だったか、お互いに振り返ります…

高校生コース出身の大学生から大学生コース出身の社会人まで、多彩な分野で活躍する幅広い世代のトビタテが、留学経験やその後の人生の変化、キャリアについて語り合いました。

初対面でも自己開示して悩み相談ができるのも、トビタテコミュニティの心理的安全性のおかげ。
登壇者の吉開さんと、熱いキャリアトークが続く・・
登壇者の丹下さんに質問する参加者たち

会場となった大阪の公文教育会館は、多くのトビタテ高校生にとって留学前の壮行会や研修を経験した思い出の場所でもあります。トビタテの支援企業として、御寄附はもちろん、面接選考、研修協力、そして本社への寄付型自動販売機の設置など、ありとあらゆる形でトビタテを応援してくださっている公文教育研究会様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます!
このイベントについても早速、公文様のTwitterでご紹介いただきました✨

トビタテへの寄付型自動販売機を本社に設置いただいています。自販機の前で応援旗を掲げる、公文教育研究会広報の山中様(左)、もと社長室長の鳥居様(右)

2013年に開始したトビタテも2023年度から第2ステージの実施が決まり、10月12日からはトビタテのフラッグシップ事業である留学支援制度「新・日本代表プログラム」の奨学生を募集しています。
このイベントの様子からもわかるように、トビタテ事業の最大の価値は、多様な志ある若者のコミュニティです。新ステージでまた、5,000名の、日本を、そして世界を元気にする仲間と出会えることが楽しみです。
引き続きトビタテと、トビタテコミュニティを応援いただけましたら幸いです。https://tobitate-mext.jasso.go.jp/

鳥の羽ばたきをイメージするmagpieʼsポーズ♪ 皆さん、お疲れ様でした。


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