公衆衛生の専門家、看護学士の学位取得を目指し、フィリピンの大学へ進学!~コロナ禍の留学リアル体験談~
中西 虎太郎 NAKANISHI Kotaro
渡航先国・都市名:フィリピン セブ市
所属大学 :サウスウェスタン大学 健康関連科学学類 看護学士コース2年生
留学期間 :2020年8月から2024年 6月予定
留学概要 : 海外の公衆衛生大学院(公衆衛生学修士)への入学を志し、それに伴う前段階である看護学士の学位取得を目的とした海外大学進学。
どうして海外の大学に進学しようと思ったのですか?
高校時代に、「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 高校生コース」の奨学金を得て、南アフリカのケープタウンにあるチャイルドセンターでボランティアをしました。その時に、誰でも健康的、衛生的な環境で生きられることの大切さを痛感し、公衆衛生という分野に興味を持ちました。中学生の時から英語が苦手で、あまり勉強していませんでしたが、留学した初日から必要を感じ猛勉強。その後、英語圏で、かつ公衆衛生を専門的に学べるフィリピンの大学を知り、進学を決めました。将来は公衆衛生のエキスパートとなって世界の疾病管理や防止に貢献できる学者になりたいです。
コロナ禍でのリアル留学で大変なことはありますか?
大学への入学手続きや、ビザ関連の様々が手続きが、新型コロナウィルス感染症対策の影響で従来の形式とは異なっており、前例もないため、それらへの対応が難しかったです。
また、同じく感染症対策のため、多段回的に半月に一度の割合で地域ごとのロックダウンのレベルが変更されるため、予定通りに看護の演習、実習を遂行するのが難しいことも課題です(学校施設利用の制限など)。
実生活への影響としては、日本に比べ、自治体の権限が強力であるため、健康プロトコル(マスク着用、行動制限等)の尊守がかなり厳しく求められます。実際に逮捕拘留や反則金の支払いなどが起こるのです。郷に入れば郷に従うことが必要です。
逆に、コロナ禍でもリアル留学してよかったことはありますか?
臨機応変に周りの変化に応じて自活する力がつきました。
また、学科科目は全てオンラインとなっているため、本来よりも拘束時間が少なくなり、学外の活動がより活発化されました。私の場合、自転車競技チームに所属し、トレイルバイキングを本格的に始めたこと、フォトグラファーとして自転車競技関連のFBページを企画運営をしたり…etc、学業以外の活動も、感染症対策をしながら取り組めています。
渡航しての海外留学を検討している方へのアドバイス
通常の状況と比べて、ものすごく大変なことがたくさんあることは否定しませんが、意外となんとかなります。ぜひ、情報収集をしてみてください。