留学促進に取り組む大学教職員と学生のチームが新年度始動 – SIPS 2024キックオフ交流会
トビタテが主催する、留学プラットフォーム事業の一環であるSIPS(詳細は下記参照)は、2020年にスタートしました。
今回は2024年5月14日にオンライン開催したSIPS 2024キックオフ・情報交換会の様子をレポートします!
2つの大学と4カ国の大使館の方に発表いただきました。それぞれの発表を簡単にレポートします。
そもそもSIPSとは…..
SIPSとは、留学機運を盛り上げたい職員と学生が一体となった「大学ごとのチーム」を全国から募集し、留学機運醸成にチームで取り組む大学等を支援するプラットフォームです。
定期的な大学間の相互交流や情報交換の場を設けることで、大学間のネットワーク化を図り、留学促進活動のインパクトを最大化しようという取り組みです。
2023年9月にはSIPSがスタートして以来初めての対面交流会も実施しました。今回はオンラインでの開催、日本各地から約37大学・85名の大学教職員、学生の方々が集まりました。
各大学の事例紹介
今回の情報交換会では2つの大学からSIPSの活動や海外派遣の現状等についてお話頂きました。ここでは内容の一部を簡単にご紹介します。
大阪大谷大学
今年度からSIPSに加入した大阪大谷大学では、メンバー5名から活動をスタートしました。6カ月または1年間の海外留学制度と、春休み/夏休みの海外研修制度があり、ニュージーランドに約3週間留学した学生メンバーより、大学の留学制度とSIPS での今後の活動についての発表がありました。
今後は、国際活動の知名度アップに向けた宣伝活動、日常的な情報発信に加え、新入生歓迎会や授業オリエンテーションに取り組む予定です。
東北大学
初年度からSIPSに参加している東北大学では、AO入試等早期合格者を対象に実施している独自の入学前研修制度についての共有がありました。2024年3月にはアメリカ・イギリス・国内で実施しました。この研修の参加者は、大学入学後も留学プログラムへの参加意欲を示す割合が高いということです。
SIPS学生メンバーからの発表では、留学を希望する学生のためのカウンセリング制度やメンター制度、今後実施予定の留学ラジオ、イベントについての紹介、そして、全国のSIPS参加大学・学生メンバー間のコミュニティづくりの提案がありました。
大使館からのお知らせ
最後に
プレゼンテーションの終了後にはテーマごとのブレイクアウトルームに分かれ、大学担当者による取り組みや課題意識の共有、他大学ではどうしているのか情報交換が行われました。また、学生間での交流については、東北大学SIPSメンバーによるファシリテーションの元、今後の交流について、活発なやりとりが交わされました。
今回も日本全国の大学から参加いただき、ありがとうございました。
トビタテ事務局一同、御参加いただいた皆様に感謝の気持ちで一杯です。
トビタテは、SIPSをはじめとする留学プラットフォーム事業を通じ、引き続き、留学促進のための情報交換や連携を応援してまいります。
なお、次回は対面式開催を予定しております!
※SIPSは毎年、新規に参加を希望する大学を募集しています。
留学促進にご関心のある大学教職員の方は、こちらのページをご覧の上、ご不明の点はお気軽にSIPS事務局<sips■mext.go.jp>までお問合せください。
※ ■は@に変えてください。
学生との協働のもと、留学促進に取り組む大学のみなさま、同じ志を持つ全国の大学とこれからも経験と学びを共有していきましょう。 SIPSへのご参加をお待ちしております!