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トビタテ!グローバル探究出張授業レポート2024 ★岡山県美作高等学校編★

官民協働オールジャパンで日本の若者の留学機運を高めることを目指す、文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」では、先輩留学生ロールモデルをゲストに招いたり、海外の高校の教室と繋いで行う、グローバル探究出張授業を2024年の2月~3月に全国13校に提供しました。受け入れてくださった先生から、その様子や感想をレポートしていただきます!

レポーター 内田 博之先生(英語科・進路指導課主任)

授業について

授業前半は呉原郁香さんの留学に至る経緯や海外での活動の講演を聞き、授業後半ではタイガーモブの野川悠人さんと木村咲良さんがファシリテーターとなって、生徒が3~4人のグループで自分の夢や将来についてディスカッションを行いました。


講師について

呉原郁香さんの話では、ご本人のものすごく強い使命感を感じて、いま一度自分にそのような突き動かされる感情があるかどうかと、聞いている誰もが振り返らざるを得ないような強烈な印象を持ったと思います。ただ、その中で生徒も気になっていたようでしたが、やはりどんな挫折や苦労を経験されたのかということが貴重な情報になったと思いました。
野川さんと木村さんにファシリテーターをしていただいた後半のグループワークでは、生徒同士で普段話さないようなことを語り合ったことが楽しかったようで、またお二人が非常にカジュアルな形で進めていただいたことで大変盛り上がり、とても充実した時間を過ごすことができました。
普段接している教員から投げかけてもあまり響かないことも多いですが、外の人の話だと新鮮味があって集中できるようです。


生徒の感想

"私はソーシャルワーカーをめざしているので、呉原さんのお話はとても興味深いものでした。今回の講義で世界規模の活動も、身近なところでの仕事も、原点となるのは「人を思う心」であるということに気づき、ソーシャルワークへの理解が深まったように感じます。

私は夢や目標を思いついても、すぐにモチベーションが下がってしまうため、2コマ目で考えた内容を思い出しながら日々の生活を大切にしようと考えた。

「なんでもできるなら」で考えて欲しいものや行ってみたい場所について書き出すと普段から意識している訳ではないけど確かに納得できるなと思う答えが出てきて面白かった。

今回の講習を通して英語学習や国際問題により一層関心が深まったので、1年後の大学進学は語学系の学部を目指して勉強を頑張ろうと思った。"


先生の感想
呉原さんの話はやはり強烈な印象を生徒に与えたようで、少し尻込みする生徒もいましたが、社会で活躍したいという思いを持っている生徒にはかなり大きな影響を与えたようです。多くの生徒が「やらない理由よりやる方法」という言葉に反応していて、自分を突き動かすものをつかみつつあるのかなという気がしました。
グループワークは期待していた以上に生徒が楽しそうに話していて、内容はもちろんですが、単にクラスの関係づくりとしてもとても効果的な時間にしていただけたと思いました。また、グローバル探究というテーマから、英語の苦手な子は敬遠してしまうかもしれないと心配していましたが、何より自分と向き合うための質問をたくさんしていただいたので、どの生徒も真剣に取り組めたと思います。
できれば定期的にこのような機会を設けたいと思いました。


みんなにも読んでほしいですか?

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