ヨーロッパの大学院進学について詳しく知りたい!
留学相談ホットラインにお問い合わせを有難うございます。
ホットラインでは、具体的な大学のご紹介や個々のお手続きなどに関してのご案内はできませんので、基本情報や調べ方などをご案内します。
【参考情報】トビタテ公式HP海外進学TOP
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https://tobitate-mext.jasso.go.jp/overseas
1.ヨーロッパの大学でも学費がかかったり、
かつ給与の支給がないPhDコースはあるのか?
➡あります、大学やプログラムによって異なります。
博士課程の場合、大学側にDoctorial fundingというのがあります。
これも条件を満たす必要がありますので、それぞれの大学のページで確認、不明な点は直接プログラムに問い合わせをしてください。
2.どの段階で、またどのように入学希望先大学に
コンタクトをとるのが良いのか?
➡博士課程は、ご自身の専門研究分野を明確にし、指導教授を見つける
というプロセスが必要になりますので、リサーチしていく中で、
ご自身のタイミングでということになると思います。
専攻が特殊な分野であれば、その研究を行っているのはどの大学なのか?
どんな教授がその研究を行っているか?という観点で学会にアクセスし、
論文執筆をしている研究者がどの大学に属しているかを調べて、
コンタクトを取ったり、同時に現在在籍されている大学の教授に相談
することが多いです。
一般的な分野であれば、その研究が充実している国や大学はどこか?
ということを、専門分野で検索をしていくことになるでしょう。
例えば、世界の大学ランキングを出しているTimes Higher Educationはsubjectに絞って検索も可能です。
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings
3.入学時の選考方式はどのようなものが
一般的なのか?
(試験、研究実績、学部・博士前期課程での成績等)
➡こちらも大学によりますので、一般的なご案内になりますが、
大学の成績や研究活動、大学院での研究計画(プロポーザル)、
レジュメ、大学の教授からの推薦状、英語力、GREスコアなどで
総合的に審査されます。
4.外国人学生と現地学生で入学するコースに
違いがあったりするものなのか?
➡国や専攻などによっては一部に見られますが、基本的にコースが違う
というより、入学条件が異なるということになるのではないでしょうか。
博士課程の場合、最初から博士トラックとしてしか入学を許可しない
プログラム(途中からは入れない)もあれば、修士と博士課程それぞれの
トラックがある大学もあります。
途中入学を認めないタイプのプログラムの場合、日本で修士を修了していても、修士レベルからスタートすることになります。
ただし教授が、既にこのコースは履修済だし、大丈夫だろうと判断されれば、比較的短期間で修士を終えて資格試験(Qualified exam)を受けてから博士課程の研究に入らせてもらえるという場合もあります。
従って、博士課程はケースバイケースと考えてよいと思います。
博士課程レベルには、既に他の分野の修士を持ち、プロフェッショナルな経験を積んだ人もいますので、一般に公開されているアドミション条件通りでなければ出願できない、ということはありません。
それゆえ、直接大学院のその分野の教授にコンタクトを取ったり、プログラムコーディネーターを通して教授につないでいただいたりして、事前にコミュニケーションをとっておくことも大切です。
また今の大学の教授などに相談をされて、その分野でよい大学院やその研究をされている教授を紹介いただくことはとても有効です。教授の推薦状は必ず必要になりますので、早めの相談をおすすめします。
以上、こちらの相談サイトでは、ご自身でリサーチされる際のお役立ち情報のご案内となります。
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