留学からサファリで働く夢を叶える!世界を舞台に好きなことを極めることとは?(ゲスト:日本人女性初南アフリカ政府公認サファリガイド 太田ゆかさん)
みなさんこんにちは!
トビタテ! 留学JAPANのによるオンラインイベント
「世界を舞台に好きなことを極める!~日本人女性初✨南アフリカ政府公認サファリガイド 太田ゆかさん~」
の当日の様子を皆様にお伝えしていきます。
今回のイベントについて
今回のイベントでは日本人女性初の南アフリカ政府公認サファリガイドである太田ゆかさんをゲストにお呼びしてイベントを行いました。
イベントには300人を大きく超える申し込みがあり、たくさんの人で太田さんのワクワクするサファリストーリーを楽しむことができました。
太田さんのサバンナでのお仕事だけではなく
なぜサファリガイドの道を志したのか、学生時代のどんな経験が今のキャリアにつながっているのかなど
幅広い視点からお話しいただきました。
実際に私もお話を聞きながらサファリの動物たちにわくわくしていました。
太田さん自己紹介・ライフストーリー
太田さんは現在南アフリカのクルーガー国立公園でサファリガイドとして勤務をされているそうです。
サファリガイドのお仕事とは
「人と自然を繋ぐこと」と仰っていました。
世界中から来るサファリで動物を見てみたい、知ってみたいというお客さんを案内するのですが、
動物園とは違い、いつも同じ場所にいるわけではないのでいろいろな動物の痕跡をもとにサファリの中で動物たちを見つけているそうです。
さらに、動物たちが「かっこいい」「かわいい」だけではなく、生態や自然環境の中での役割などを伝え、「この環境を守っていきたい」と思ってもらえるような案内をするとお話をされていました。
太田さんは小さい頃には「動物屋さん」になりたいと将来の夢を記し、最初は獣医を目指していたそうで、小さい頃からずっと動物が大好きだったのが伝わってきました。
高校生の時にカナダに短期留学を経験され、このときの経験で英語を話すことや海外に住むことへの抵抗がなくなったと仰っていました。
どんな英語でも相手に伝わればコミュニケーションなのでとにかく話すことが大切であると当時を振り返って感じたそうです。
高校では、文理選択で獣医の夢は諦めたそうなのですが、動物と関わりたい気持ちはだけは変わらず、動物を守ることができる環境保護をキャリアにしたいと感じるようになったそうです。
大学では国内・海外ともに様々な挑戦をしている中で、19歳のときに初めてアフリカを訪れ保全ボランティアを経験されたとお話されていました。
初めてのアフリカはボツワナで、現地の本物のサバンナには興奮したそうです。自然豊かなサバンナのすぐ近くには人が住んでいて、動物と人が共生している環境に惹かれここで働きたいと思ったそうです。
帰国後、紆余曲折あり一年間大学を休学しサファリガイドの訓練学校に入学したとのことです。
学校では動物やサファリのことはもちろんのこと、星座などについても学ぶらしいです!動物についてだけ学ぶのではないのですね。
英語のレクチャーで苦労することもありましたが、太田さんは自身の努力や友人たちの助けを借りて勉強をしていたと聞き、慣れない英語で動物やその他のことを学ぶのは大変だろうなと感じました。
太田さんの素晴らしい努力する姿勢を見習いたいと強く思いました!
他にも救命救護や車の運転、タイヤの交換、射撃などサファリで必要なスキルを一通り学ぶそうです。
お仕事・サバンナでの生活について
学校を卒業後、政府公認のサファリガイドの資格は取れたのですがサファリガイドとしての仕事を探すのには更に苦労したとのことです。
日本でも就職活動をしていたそうなのですが、最終的には世界中から来るボランティア生にサファリのことを伝えるガイドの仕事に就けたそうです。
ここ数年ではインターネットを使って「バーチャルサファリ」を実施していて、日本からリアルタイムでサファリに参加できるようになったそうです。
これまでアフリカのサファリに参加することにもなかった人たちにもサファリの様子を伝えられるようになったのはとても良かったとお話しされていました。
お仕事の様子として動物の保護活動のお話やその様子を見せていただきました。
特にサイの保護活動の様子は印象的でした!
サイのツノは約2,000万円の価値がつくらしくて多くの密猟者のターゲットにされ、角のために殺されてしまうサイが多いのだそうです。
サイの生命を密猟者から守るために角をとってしまうらしいのですが
麻酔を打ったあとも自重で内蔵が圧迫されないように横内倒してはいけないなど様々な配慮が必要だとのことでした。
サバンナでの生活についての話では、
サバンナの生活で一番大変なのは電気がない事で
イベントの当日の朝も停電で電気が止まっていたそうです。
ただ困ることは本当に電気くらいだとも仰っていました。
他にも毒を持っている蜘蛛に刺されて痙攣や血管が浮き出てきた経験もあるそうです。
蛇が家の中にいるなんてことも.........
しかし、良いことはたくさんあります!
太田さんはどんな不安定さよりも
「大好きな動物に囲まれている今の環境が一番!」とお話されていました。
参加されている方々に向けて、とりあえず色々なことに挑戦して見ると好きなことが見つかるきっかけになるとメッセージを頂きました。
また太田さんはモットーとして
「やらない後悔よりやった後悔」があるそうです。
太田さん:
「今までやったことに後悔をしたことはない、だからできる環境にあるのであればチャレンジすることがなりたい自分になる近道であると思います!」
Q&A
太田さんが答えてくださった質問を一部掲載させていただきます!
Q.バーチャルサファリの今後の展望はありますか?
A.バーチャルサファリは続けつつ、今後は多くの人に現地に来てほしいです!日本人サファリガイドしてクルーガー国立公園エリアに勤務しているのが私しかいないのでもっと日本人の方々にもきていただきたいです。私にしかできないガイドをやっていきたいと思っています!南アフリカ旅行を考えている方はぜひ参加ください!
長期的な展望は「死ぬまでサバンナにいること」です!
Q.虫刺されはありますか?
A.虫には刺されます!でもあついので私は半ズボンで過ごしてます。
Q.家族に反対されましたか?
A.サファリの学校に行くときには応援してくれましたが、ガイドとして生活をしていきたいと話したときには心配はされました。でも、一度決めたら気持ちを変えない性格だとわかってくれていたので、今では一番の応援者になってくれています。
Q.学生のときはどうのように英語を勉強していましたか?
A.学生のときは英語塾に通っていて、「書く」「読む」についてはよく勉強していました。でも、南アフリカにいって流暢にしゃべる能力はありませんでした。今までは英語を学ぶ環境でしたが、学校では英語で学ぶ環境だったので最初はとても苦労しました。
Q.休みはありますか?
A.6週間働いて2週間休み、といったスタンスです。辺境地にあるので土日だけ休みになっても街に行ったり他の場所に行ったりすることができません。なので、通しで働き、まとまった休みをもらう、という流れです!
最後に
イベントに参加してくれている方々の顔を見ているとメモを取っている方や笑顔で聞いている方などが多くいたのをみて、みなさんが楽しんでお話を聞けていたのではないかなと思いました。
私も太田さんのサバンナでのお仕事のお話を聞いて海外で働くこと、それもサバンナという自然環境で働くことの楽しさを感じ、太田さんのように自分の好きなことで社会に貢献できる仕事ができたら良いなと思いました。
みなさんもわくわくするイベントになったのではないでしょうか。
当日参加してくださった方々ありがとうございました!
トビタテ!留学JAPANでは今後もイベントを企画していきますので、ぜひ公式サイト、公式SNSもご覧ください!