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日独の環境政策比較 ~持続可能な社会に向けて~ トビタテ奨学生【大学生等コース】の留学ビジョン

コロナ禍の今、まさに留学中のトビタテ奨学生のビジョンをご紹介します。

トビタテ生情報
名前:和泉麻耶さん
学校:同志社大学経済学部経済学科4年
留学先:ドイツ・テュービンゲン、フライブルク
留学期間:2021年10月~2022年9月

留学内容

環境先進国と呼ばれる国、その中でも比較的日本と社会構造や主要産業、人口、歴史的背景が近いドイツの環境政策の実態を調査・比較し、日本での持続可能な社会実現に向けて、応用できる可能性を探る。2021年10月から翌年2月までテュービンゲン大学で交換留学をした。国際経済と労働経済という授業をとり、陸続きの欧州、島国の日本との地理的要因がもたらす経済への影響を学んだ。2022年3月から2022年9月まではフライブルクに移り、実践活動先であるフライブルク子ども会で日独交流のお手伝いをする。同時に環境先進都市ヴォーバンの視察を行うとともに、大胆な環境政策に踏み切る要因となった、ドイツ国民の環境教育、政治参加意欲の違いについてのアンケート調査を行う。調査内容をもとに卒業論文を執筆する予定。

コロナ禍で留学準備をする上で感じたこと、心がけたこと

個人的には特にコロナに感染することを怖いとは思っていなかった。しかしワクチンは積極的に受け、免疫を落とさないように健康的な生活を心がけた。大変だったことは、特に役所関連の手続きが直接オフィスに出向いて質問するということが不可能だったので、メールで毎回アポイントメントを取る必要があったこと。加えてドイツの行政はメールの返信が非常に遅いので、ビザの申請など、十分に時間に余裕を持って行動しないといけなかったこと。

留学経験を生かして実現したい志

短期的には、海外大学院に進学すること。2023年秋入学に向けて準備中。自分が世界情勢に無知であり、自分の視野を広げたいと思ったこと、日本とは異なり学生と教授の距離が近く活発な授業が面白かったことが理由。世界の人たちと対等に話し合いができ、自分の強みとなる専門性を持った上で社会に出たいと思うようになった。将来的には、日本の良さを世界に発信する仕事をしたいと思う。留学に来て、日本のマイナス面も多くあるが、いいところもたくさんあることに気づいた。言語や国民性の壁をものともせず、橋渡しとして活躍したいと思う。

意気込み

生まれてこの方21年間日本で生活していたが、自分が見ていたのは世界のほんの一握りの社会だったと気づいた。休学や留年、遠回りをしたとしても、海外に出て生活することはそれ以上に価値のあることだと思います。良くも悪くもアジア人だからと言って特別扱いはされないこと、日本語の情報収集だけでは世界で出回っている情報量のほんの一部でしかないこと、等、日本に住んでいたら絶対に気づかなかったようなことを知れた学びの多い本当に良い機会でした。また色々なバックグラウンドを持つ人たちと出会えて視野が広がったこと、大切な友達が世界中にできたことも、留学で得た大きなものだと思う。迷ってるならどれだけ短くてもいいのでぜひ留学してみてほしいと思う。

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