コロナで留学から途中帰国するも、 MITのオンライン講座で航空工学を学ぶ~コロナ禍の留学リアル体験談~
今田 紫生良さん IMADA Shiira
所属:宮崎大学大学院2年生
オンライン留学先:アメリカ マサチューセッツ工科大学(MIT)
留学内容:ロケット制御、経営学、マーケティング等の講座を受講
オンライン留学しようと思ったきっかけは?
2019年から「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」大学生等コースの10期生として、アメリカのインディア大学へ留学し、宇宙学を専攻していました。インターンシップ先を苦労して探し、ロケット打ち上げを行っている大企業“ULA”のロケット打ち上げイベントにも携われることが決定していました。しかしコロナの影響で緊急帰国となり、とても残念でした。
帰国後も、なんとか学びを継続しようと情報を探し、憧れのマサチューセッツ工科大学(MIT)の航空工学でのオンライン講座を発見。すぐに受講を決めました。
オンラインで学んでみてどうでしたか?
時差という課題はありましたが、オンラインで同じ講座の受講生とディスカッションしたり、課題を添削いただける機会もあり、非常に満足度の高いものでした。
大変だったことは?
先生方は普段現地の学生に講義する時のように話すので、高いリスニング力が求められることが大変だと感じます。
逆に、オンライン留学ならではの良かった点があれば教えてください。
無料で一流大学の質の高い講義を受けることができるので、良かったと感じています。また、自分の専攻に囚われず、興味のある分野を好きなだけ受講できることも魅力です。費用面においては、実際に現地留学していた際に、学費よりも渡航費や滞在費が大きかった印象だったのですが、オンライン留学の場合、渡航費や滞在費がかからないため、とても助かっています。
将来のビジョンは?
将来は、日本初の有人飛行ロケットを開発し、自ら宇宙にトビタツをことを夢に挑戦を続けている。またMITの大学院博士課程への正規留学を目指していて、引き続き準備を重ねています。
オンライン留学を考えている方にアドバイスお願いします。
留学といえば実際に現地に出向いて、学校に通ったり、その国の人々と交流し、文化や言語を学ぶのが醍醐味だと思う方が多いかも知れません。正直、自分も実際にオンライン留学を経験するまでは、留学は現地に行ってなんぼのものだと思っていました。海外渡航のハードルが高くなっている今、オンライン留学というのは非常に魅力的な選択肢だと思います。しかし、人によって合う合わないが出てくると思います。無料で一流大学の講義を受けることができるサービスも存在するので、検討中の方は是非実際に試してみて、自分に合うかどうかを判断してみるのが良いと思います。