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みんなでつくり、みんなで育てる:ドイツの参加型建築 トビタテ奨学生【大学生等コース】の留学ビジョン

コロナ禍の今、まさに留学中のトビタテ奨学生のビジョンをご紹介します。

トビタテ生情報
名前:清水俊祐さん
学校:慶應義塾大学 理工学研究科 開放環境科学専攻
留学先:ドイツ, シュトゥットガルト
留学期間:2021年10月〜2022年7月

留学内容

① 1980年代に学生と教授の手だけで設計・施工され、40年経った今も学生の手で運営・改修を繰り返しながら住み継がれている、学生寮「Bauhäusle」について研究しています。「Bauhäusle」での実際の生活や、史料収集、「Bauhäusle」の設計を当時指導した教授の設計事務所での設計業務、展覧会の開催といった活動を通じて、「ドイツの参加型建築」の実態について、調査・発信をしています。

② 北欧発祥のスポーツ「オリエンテーリング*」が欧州でどのように普及し発展してきたのか。ドイツのクラブに所属し、欧州各国の大会に参加しながら調査しています。
*オリエンテーリング:地図とコンパスを頼りに、決められた順番にチェックポイントを回り、そのタイムを競うスポーツ。競技フィールドは、主に森林や街中。

コロナ禍で留学準備をする上で感じたこと、心がけたこと

渡航前に最も大変だったのは、関係各所への申請資料の整理でした。感染症の影響で、日本の所属大学への申請資料が例年と異なったり、出入国のための条件が渡航直前に急に変わったりと、様々な面倒がありました。少しでも不安に思うことがあれば、関係先にすぐにメールや電話をして、逐一確認するようにしていました。どの関係先の方も相談をすると、真摯に対応して下さったので非常に有難かったです。

留学経験を生かして実現したい志

① 日本で今まであまり注目されてこなかったドイツ(とイギリス)の「参加型建築」に関する知見を持ち帰り、これからの建築の在り方について考えるきっかけ作りをしたいです。ここで得た学びを日本でも実践し、その活動を少しずつ広めていきたいです。

② 海外へ飛び出し競技的に日本を引っ張る他の仲間を増やすことで、日本オリエンテーリング界の「高度化」の手助けがしたいです。また、欧州の学びを基に、日本での大会運営やクラブ運営を少しずつ更新していくことで、日本オリエンテーリングの「普及」の手助けもしたいです。

意気込み

(これから留学を検討する方へ)何か心に引っかかることがあるなら、ぜひ行動に移してみてください。やり始めてしまえば、あとは意外と何とかなるものだと最近改めて感じています。ドイツは日本以上に「やりたい」を受け入れて応援してくれる文化が根付いていると感じます。大変な時期ですが、自分に正直に頑張ってください!

いかがでしたか?志豊かなトビタテ生の意気込みはマガジンにて配信中!
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